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【筆者の出産体験】陣痛開始から赤ちゃん誕生までの道のり〜前編〜

2017年10月6日に3110gの男の子の赤ちゃんを出産しました。第一子なので全てが初めてで不安や恐怖の方が強かった出産。
でも産まれたあとの方がなんだかんだで大変な日々w
なので、出産への不安や実際に感じた痛みもだんだん記憶が薄らいでしまいます。産後3ヶ月弱の今でもすでに思い出すのに苦労するほど。。。
ただ、この体験は自分としても忘れたくないし、いつか息子にも話せる日が来るかなと思うので、記憶がまだあるうちに出産体験レポートとしてまとめたいと思います。
出産を控えている方にとっては不適切な表現もあるかもしれません。読まれる方は予めご了承ください。

大きめに育った赤ちゃんに不安が募る

妊娠6カ月頃から、お腹の赤ちゃんは少し大きめに育ってますよ〜と検診のたびに言われてました。37週の正産期に入っても産まれる気配が全くありませんでした。37週ですでに3000gほどまで大きくなった赤ちゃんを出産する恐怖が、日に日に増していました。
私は身長156cmと小柄な方なので、予定日まで出産がなければ4kg近くまで大きくなりそうだな・・・と頭で考えては不安になる毎日。
でも、出産はママでなく、赤ちゃんのペースで進むもの。こればかりは、待つしかありません。

噂の内診グリグリを体験

38週4日になり、その日(10/4)は検診がありました。子宮口は柔らかくなっているものの「まだ赤ちゃんが降りてきていないね。少し、子宮口をあけときますね。」と先生。
子宮をグリグリとされました。結構痛かったですが、なんの躊躇もなく先生が実行するので痛いという暇もなく終了。
その日は生理のような血が出ましたが、「引き続き歩いたりスクワットしてね」と言われたので、その助言通りお散歩約2時間、スクワットを10回 x 2セットやったりして過ごしました。
内診グリグリのおかげで、これまで以上に下腹部が痛くなって、早く妊娠生活終わりたいな・・・なんて思ってしまいました。
臨月の時はあらゆるところが痛かったり、不快感があったり、身体は重くて身動き取りづらいので実家でご飯食べるか寝てるかAmazonビデオを観てるかでしたw

そんな日々にも飽きてきた頃でした。

始まりは陣痛だった

出産の兆候は、人によって幾つか種類があるといいますよね。代表的な陣痛、おしるし、破水など。
私の場合は陣痛でした。
内診グリグリをされて1日経過した2017/10/5の深夜23時過ぎ頃。なんだかお腹が痛いなーと思いつつも、グリグリされてからずっと微妙に痛みはあったし、それの延長かなとあまり気にせずお風呂に入ってゆっくりとしていました。
里帰りしてたので実家の家族は寝るのが早いため、すでにみんな就寝中。お部屋で一人、ちょっとした痛みを気にしながらベッドに横になってました。

日付が変わって10/6のAM0:30頃。

やっぱりお腹痛いな。しかもなんとなく一定間隔な気がする。
間隔をメモしてみようかなとスマホを手に取りました。
すると、10〜15分くらいの間隔で痛みに強弱があることがわかりました。
でも、初産の場合は陣痛が10分間隔を切ったら連絡してくださいって言われてたので、まだまだかな〜本当に陣痛なのかもまだ自信がないし、途中で痛みが消える場合もあるらしいし・・・と思ってそのまま横になってました。

AM1:00を過ぎた頃から10分、8分、6分とだんだんと間隔が短くなってきました。
「やっぱりこれはきっと陣痛なんだ!」とやっと決心して母を起こし、病院へ連絡。
病院は「もうちょっと様子見ても良いかもですが、心配だと思うので来てもらって大丈夫ですよ〜」と。
これ以上様子見た方が良いの?!と正直思いましたが、その後すぐに病院へ向かいました。

AM2:00前に病院に到着。すぐに陣痛室へ案内されて子宮口の状態を確認されました。
「3センチほどあいてますね」とのこと。
2日前までは全くあいてなかったのに、陣痛が来てもう3センチもあいてるなんて、、運動してたのも陣痛を早めた一因だったのかもしれないですが、内診グリグリ効果かな?!すごいな!と一人で感心してましたw

まだまだ耐えられる

AM2:15頃、陣痛が5〜6分間隔になっていたのですが痛みの強さでいうとまだまだ耐えられるなという印象でした。
私はもともと生理痛が多少ある方なのですが、いつもの生理痛を3倍くらいにしたような感じの下腹部の痛み。入院着に着替え、自分が持ってきた荷物を整理し、お水やスマホを自分の枕元に置いて、ベッドに横になりました。
お腹にNST(ノンストレステスト)で使った赤ちゃんの心音を計測する器具を取り付けられました。子宮が収縮するタイミングもそれでわかるみたいです。
ドクンドクンドクンと赤ちゃんの心臓が元気に動いているのが聞こえてきて、安心したのを覚えています。

出産は絶対立ち会いたい!と兼ねてから希望していた旦那さんに早く連絡しなきゃ!とLINEしましたが当然のごとく寝てる時間。LINEには気付かず20分ほど経過。
病室では電話はできないと言われたので、車で送ってくれた母に旦那さんに電話してもらうように言いました。
助産師さんには、早朝に来てもらっても良いんじゃない?と言われたのですが、出産は何時間かかるかわからないし、これから強くなるであろう痛みに、1人で数時間耐えるのも心細いな〜と思って連絡しちゃいました。
なんとか電話に気付いたようで、タクシーですぐに向かう!とのこと。

都内から神奈川の病院まで、タクシー代約2万円かかったそうでw
今思えば、始発でも全然間に合ったのですが、陣痛も一緒に戦ったその時間や経験はお金には換えられないので、結果よかったと思ってます。

旦那さん到着

AM3:30頃、旦那さんが到着。顔を見てホッとしました。病室は旦那さん以外入室できない病院だったので、母もすでに帰宅。やっぱり1人ではなく旦那さんが来てくれてよかったです。
痛みは2時間前に比べてだいぶ強くなってきてましたが、まだ会話はできるくらい。
でもお水を飲んだり、体勢を変えるので精一杯な感じになってました。

私の母は、姉と私の2人を出産してるのですが、姉の出産時は約4時間のお産だったとか、私の時は約12時間かかったけどそんなに痛くなかった気がする〜と言っていたので、出産ってそんなものなのかなーと思ったりもしましたが、、、この時点で私は早く痛みから解放されたい・・・という状態でした。

来てもらった旦那さんは、何をしていいのかわからず、時間も時間なので睡魔と戦ってましたw
痛みに耐えてる私の横でウトウトしていられると多少イラッとしましたw

とはいえ、痛みに耐える私の腰を恐る恐るさすってくる旦那さん。
申し訳ないけど、そこじゃないんだよね。そうじゃないんだよね。もっと強めじゃないと意味ない!
と思ったりw
ありがとう、と言える心の余裕はとっくになくなっていました。ごめんね、旦那さん。

いよいよ痛みが激痛に

AM9:00、これまでいろいろと対応してくれていた助産師さんがまさかのシフト交代。
声かけてくれたり背中さすってくれたり心強かったのに、今代わっちゃうの〜!!!と心の中で叫びましたが「お疲れ様でした;;」と半泣きでお見送り。

すでに尋常じゃない痛み。下腹部もそうですが、私の場合は腰が砕けそうな痛みが強かったです。間隔も3分になっていました。
この時点で陣痛開始から約8時間経過。痛みが引いている数分間は、疲れと睡魔と痛みの余韻で意識が朦朧としてました。また、痛みが来ると全身に力が入り、顔が歪んで息ができなくなるほどでした。

「あと何回この痛みに耐えたら終わるんだろう・・・」と絶望の淵にいる気分でしたね。。。

そこで新しい助産師さんと院長先生登場。
今までの助産師さんと違ってテキパキ・はっきりと物を言う方。
普段は嫌いじゃないけど、今は優しくしてほしい、と正直思ってましたがw
このお二人が来てからは出産が急ピッチで進みました。

子宮の状態を確認したら「今、7〜8センチくらいだね」と、手で子宮の中を確認します。それがまた痛いわ気持ち悪いわ血はドロドロ流れるわで、普段の自分なら貧血になってそうな状態。(血が苦手で、採血だけで貧血になっちゃうような人です)
この時ばかりは、生きるのに必死すぎて貧血になんてなってられないというかそんなことさえ忘れてました。
いつになったら分娩室に入れるんだー!と思いながら、3分ごとに来る最大級の痛みに耐え続けました。
私の場合は、最後まで3分間隔から縮まることがなく、それによってギリギリまで分娩室まで入れなかったそうです。

こんなに超絶痛いのに、「トイレ行っといた方がいいよ!」と助産師さん。
痛みが引いている数分の間に、よろよろと立ってのそのそと歩いてトイレに行きました。トイレから出るころでまた痛みのピークが来て手すりにつかまって痛みに耐え、痛みが引いたところでベッドに戻りました。

ちょうど、陣痛室にはもう1人のママさんがいて、出産の進み具合が同じくらいのようでした。
助産師さんたちは「どっち先行く?A?B?」「じゃあAいくね!」と会話してました。分娩室へどちらを先に入れるか、という内容のようで、痛みで必死ながらもこういう会話はしっかりキャッチしました。
どうやら私はBだったようでw がっかりしたのはなんとなく覚えてます。

それから15〜20分経った頃、「そろそろ分娩室いこっか!」というお声がけが!確かAM11:00前だったと思います。

その時初めて知りましたが、分娩室って自力で歩いて上がるんですね。AM1:00から何も食べず眠れず痛みに約10時間以上も耐え続けた体で自力とは・・・と思いながら、痛みが引いている間によろよろと立ち上がりのそのそと歩いて、いよいよ分娩台へ!!

続く。