【筆者の出産体験】陣痛開始から赤ちゃん誕生までの道のり〜後編〜




2017年10月6日に3110gの男の子の赤ちゃんを出産しました。第一子なので全てが初めてで不安や恐怖の方が強かった出産。そんな出産を記録しておきたく記事にさせていただきました。

【筆者の出産体験】陣痛開始から息子誕生までの振り返り①
を読んでいない方は、こちらから読まれるとスムーズかと思います。

出産を控えている方にとっては不適切な表現もあるかもしれません。読まれる方は予めご了承ください。

分娩台へ上がった途端に

陣痛開始から約10時間、痛みに耐えて耐えてやっと分娩室へ入りました。あと少しでこの痛みから解放される・・・・!と、最後の力を振り絞るかのように俄然やる気が湧いてきました。

分娩台へ上がると、これから出産という時に、

旦那さん「あと、もう少しだね、、、!!うぅうぅぅぅ・・・(号泣)」と謎のタイミングで泣き始めました。いや、今じゃないでしょ!と心の中でツッコミを入れますが、その時は本当にそれどころではなく、、、

私の陣痛は最後まで3分間隔から縮まらなかったため、なかなかいきむタイミングが難しい。
一番痛いピークのところでいきまなければいけないので、1回失敗するとまた3分待って痛みに耐えながらもう一度いきむ。を繰り返します。

でも、その痛みのピークが来るのが震えるほど怖い。だって感じたことのない激痛が3分ごとに襲ってくると思ったら、、、本当に涙出てきます。笑

ただ、分娩室へ入っても赤ちゃんの心音は元気に鳴り響いていました。赤ちゃんも元気に頑張ってくれてると思って次のタイミングでしっかりいきもう!と思った矢先、突然陣痛が弱まってしまったようで痛みの間隔がさらに長くなり、いきむタイミングがなかなか来なくなってしまいました。

そしたら、先に分娩室へ入ったAさんの元へ助産師さんや院長が行ってしまって、旦那さんと私2人は分娩台へ取り残されるという事態w
痛みもそうなんですが、分娩台でのあの体勢も地味に辛くて足がつりそうになっていたのもあって、本当に「早く早く早くー!!!!」と心で叫びました。

Aさんもなかなか進んでいないようで、私の方に助産師さん院長が戻ってきたところで陣痛促進剤を投与されました。なんだか促進剤って怖いと思ってたんですが、早く産まれてほしい一心で「促進剤使う?」「お願いします!!!!!!!」と言ってる自分がいましたね。w

点滴から促進剤が投与されてから数分、やっといきみのタイミングが!

もう間も無く赤ちゃんの頭が出てくるということで、会陰に麻酔が打たれました。普段なら注射が大の苦手な私ですが、その時の麻酔注射の痛みなんてほぼ無なくらい、他の部分が痛かった。
麻酔が効いて、「会陰切開しますね〜」と言われ、バチン!という感覚がありました。太めのゴムで弾かれるような感覚でした。麻酔されてるので当然、痛くはなかったです。

そして、助産師さん3人?くらい、院長や副院長みたいな方に囲まれる中、「今だよ!今!」と言われた瞬間、全身全霊で、どこから出てるかわからない声を出しながら思い切り体に力を入れました。

すると、「頭が出たよ!もういきまなくていいから、呼吸をハッハッハとして!」という指示。

間も無くしてヌルン!という感覚とともに息子の泣き声が聞こえました。
こうして陣痛開始から約10時間半後の10/6 AM11:18に3110gの元気な男の子が生まれました^^

出産後、最初に思ったこと

出産して一番最初に思ったことは「・・お、終わった〜〜〜〜〜!!!!!!!」だったと思いますw

泣き声で感動して泣くママが多いというイメージがあったのですが、私の場合は違いました^^;壮絶なこの痛みと恐怖と疲労がやっと終わったという達成感に包まれました。

体を綺麗に拭いてもらった産まれてまもない我が子を私の横に置いてもらった時、なんとも言えないあたたかい気持ちに包まれました。
本当に、この子がお腹の中にいたんだな〜と、その時はまだ信じられない気持ちの方が大きかったです。

さっそく、産まれたての我が子の写真を撮りまくる旦那さん。脱力し切った私と旦那さんと息子の3ショットは、あまり人には見せたくないですが想い出深い一枚となりました。

出産後の1日の流れ

そういえば出産後の1日がどんな感じなのかなんて考えたことなかったんですが、出産後は分娩台の上でそのまま2時間ほど待機でした。

息子が産まれてすぐに胎盤など体内から暖かいものがドロドロドロ〜っと流れ出たんですが、その後も子宮に溜まっている大量の血液を出したり、水分や栄養補給のため引き続き点滴を入れられたり、とりあえず動かずにいてくださいとのことでした。

産まれたての息子の左足に、私の名前を旦那さんが書いてくれました。また、同じく左足首に私の名前が書かれたバンドも巻かれてました。赤ちゃんの取り違え防止のためでしょうか?

とにかく約10時間半のお産で体力を使い果たし、なおかつ一睡もしていない状態ですが、息子が元気に産まれてきてくれた安心感からか、いつの間にかうとうとしていました。

そんな中、出産当日含めて5日間の入院生活について助産師さんから説明があり、半分寝ながら聞いたり、息子に初めておっぱいを吸わせるよう助産師さんが手伝ってくれたりしながら過ごしました。

2時間も経つと多少麻酔が切れてきます。会陰切開の痛みもじわじわと感じるように・・・

分娩台から立ち上がるとき、自分の身体がいまだかつてないほど重く感じて人の支えなしで立ち上がれない感じでした。

立ち上がってまず最初にしたのは、トイレ。おしっこがちゃんと出れば問題なしとのことでした。
尿道が、出産によって炎症を起こしたりする方もいるようで、その場合は尿を出すためのチューブ?などをつける必要もあったりするみたいで。

私はすごく痛かったですがそこは問題なかったようです。産後初めてのトイレはよろよろしっぱなしでものすごく時間がかかりました。

そして、トイレから出るとドーナツクッションが置かれた車椅子が用意されていて、そこに座って病室へ連れていってもらいました。

「やっと病室に着いた・・・やっと休める・・・」

ただただグッタリして、ベッドに横たわった瞬間「ふぅ〜ッ」とやっと一息をつきました。
さっそく入院食がお部屋に届いてましたが、あまりすぐに食べる気になれず・・・旦那さんもその日はさすがに疲れていたので自宅に帰り、私もひたすらベッドに横になり1日が終わりました。

出産した当日や次の日は、アドレナリンが出ているのか相当疲れているはずなのに眠くならず、深夜も目が冴えてしまってほぼ眠れませんでしたが^^;

・・・ここからは、育児が始まるのでまた別の記事にしていきたいと思います。

出産を終えて

とにかく、母子ともに無事に出産を終えられて、本当に安心しました。お腹の中にいた赤ちゃんが外の世界にいるなんて、同じように空気を吸って生きていることが信じられなかったのですが、やっと我が子に会うことができて、可愛くて可愛くてずっと眺めていられました。

出産は人それぞれ、全く違うストーリーになると思いますが筆者の出産は、院長から「やっぱり安産だったね〜よかったね〜」なんて言ってもらえました。
初産の場合は、平均12〜24時間かかるとも言われますが10時間半での出産だったので多少短い方だったのかな?
とはいえ、自分としてはその10時間半が死ぬほど長く感じられましたが^^;

世の中のママはこんなに苦労して子供を産むんですから、、、本当に改めて尊敬します。
もちろん、無痛分娩を選んだ方も帝王切開にされた方も同じです。産み方はそれぞれの判断で納得する形で臨まれるのが良いと思います。

私は今回、少し無痛分娩と迷いましたが結果、自然分娩で出産しました。振り返れば、自然分娩を経験できてよかったとは思います。ただ、2人目を授かることができた場合は無痛分娩を真剣に検討すると思います。リスクも理解した上で、またその時に改めて決めたいと思います。

自分が妊娠・出産をするまでは、妊娠されてる方や街で見かける子供に対して特に関心を持つことがなく生きてきたので、いざ自分が妊娠・出産をしてみると世の中を見る目が変わりました。

関心を持つことも、憧れる人も、仕事に関しても、これまでとは考え方・価値観が変わりました。
それほどに、子供の存在は人生にインパクトがあるのだな、と実感させられます。

さて、これから子供と共に歩む人生、どうなるんでしょうか^^
また何かあるごとに記事にしてゆるりと記録していきたいなと思います。










ABOUTこの記事をかいた人

こんにちは、Ayakaです。現在、フリーランス2年目です。 3歳になる息子の母で、1つ年下の夫がいます。家族3人で、最近湘南へ移住しました。(元々都内在住でした) 出産を機にフリーランスになり、今は動画制作・Webデザインがメインのお仕事。いわゆる「ワーママ」(ワーキングマザー)ですが、仕事と育児、どちらも楽しみつつ、穏やかで・笑顔が多めで・仕事ができる・イキイキとしたママでいたい、と思っています。 あくまでも理想^^;その理想に近づくために、日々試行錯誤していることをアウトプットしています。