【実話】29歳初めての出産で産後うつになった話〜症状・原因・対策まとめ〜




【実話】自分が産後うつになるなんて

2017年10月に第一子を出産した筆者。もともと仕事が好きで、産休に入るまでは働き詰めの生活。産休中は、身体が動く範囲で行きたい場所に行ったり充実した妊婦生活を送っていました。

自分で稼いだお金でほしいものを買い、美味しいレストランへ行き、美容院やネイル、映画鑑賞、フェス、スパ、BBQ、、、本当に自由でした。自分で言いますが、前向きで成長意欲があり、なんでも挑戦する行動派な人間です。そんな自分が産後うつになるなんて想像もしてませんでした。

妊娠中〜出産後の空想〜

妊娠中は、産後の生活に思いを馳せていました。

Ayaka
・出産したら赤ちゃんはどんな顔をしてるかな?
・いつもニコニコしてる素敵なママになろう!
・家で赤ちゃんと2人の時間が長いからできるだけお散歩につれていこう!
Ayaka
・旦那さんには栄養満点の美味しいごはんを作ってあげたいな。
・週末は家族3人で子連れスポットへお出かけしよう!

妊娠も出産も子育てもぜんぶ初めて。わからないことしかないからイメージするしかなくて、出産まではこんな前向きな気持ちでいっぱいでした。

出産を終えて〜入院中は軽くハイ状態〜

ついに訪れた出産の日。10ヶ月お腹で成長した赤ちゃんにやっと会えた・やっと声が聞けた!と感動と嬉しさで自然と笑顔になりました。「あぁ幸せだなぁ」って感じてました。ただ、臨月から蓄積された身体の疲れや痛み。全身全霊のちからを振り絞った約10時間の出産。傷口だけではなく体中が痛くて重くてだるい、、、

助産師さんに「出産当日や翌日はアドレナリンがでてあまり寝付けないかも」と言われました。まさにその通り、疲れ切ってるはずなのにほぼ眠れなかったんです。「休むときは休まないと」なんて頭では理解してたけど、もともと私は環境が変わると眠れないタイプ。入院中のベッドでは5日間まともに眠れず。。。思えばこの時から、良くないサイクルが始まってたのかもしれません。

私が産後うつになった5つの原因

今振り返ると、産後うつを引き起こした原因は以下の5つが考えられます。

  1. 里帰りのストレス – 父や姉、ペットの騒音
  2. 里帰りのストレス – 行き場のない狭い空間
  3. 里帰りのストレス – ほぼワンオペ育児
  4. きちんとしなきゃ!「完璧主義」の性格
  5. 産後1ヶ月は母乳とミルクで葛藤

1.里帰りのストレス – 父や姉、ペットの騒音

5日間の入院生活を終えて、実家へ赤ちゃんと共に帰宅。しかし、実家はもはや「自分の家」ではないので、家族といえども気は遣うし気を遣われます。つまり、私にとっては安心できる場所ではなかったのです。

特に、父や姉は割と自分の生活ペースを大事にするので、産まれたての赤ちゃんがいても大きな声でくしゃみはするし、大きな声でしゃべるし、鼻歌を歌ったり、テレビの音量も下げることなくお笑い番組で大笑い。

でも自分の家ではないので、文句は言えません。言ったところでそれが改善されなければ余計にイライラします。

せっかく赤ちゃんがスヤスヤ寝て、やっと私もベッドに横になれると思ったら家族の生活音が気になる。静かになったと思ったらしつけをしていないペットがキャンキャンと鳴きまくる。新生児と一緒に生活をするにはあまり向かない実家だったんです。

2.里帰りのストレス – 行き場のない狭い空間

私の実家は一応3LDKはありますが廊下が一切ない作りなので、部屋と部屋がくっついてるんですね。私と赤ちゃん専用部屋を用意してもらいましたが、キッチンの真横だったので、早朝6時前からガタガタと音がし始めます。

新生児期の赤ちゃんは2〜3時間おきに起きるので、まだそのペースに慣れずほとんど徹夜状態で朝を迎える日が多々ありました。朝方5時頃、少しウトウトしてきたと思ったら家族が起きて仕事の準備やらでうるさくなります。・・・眠れません。

リビングにはペットがいるため新生児を抱っこしてリビングには行けず、騒音に耐えながら狭い空間で新生児と2人きりの24時間。心休まる空間はありませんでした。

3.里帰りのストレス – ほぼワンオペ育児

私の実家は、母がほぼすべての家事・炊事・料理をして成り立ってます。母はパートで仕事をしてますが、定年を迎えた父はほぼ毎日家にいます。でも、進んで家事や掃除などはしません。洗濯も掃除も料理も9割は母です。姉も未婚で実家暮らしですが、家のことを手伝う姿を見たことがありません。そのため、母は家でも忙しいのです。

必然的に、私は赤ちゃんと常に2人きりです。どれだけ疲れてもどれだけ眠れなくても、育児に孤独や不安を感じても、頼れませんでした。特に辛かったのは、家族がみんな寝静まったあとの深夜・朝方の授乳。例えるなら、5日間徹夜で仕事してフラフラだけどさらに一人きりで大きなプロジェクトを丸投げされたような感覚でした。そのときは、赤ちゃんの泣き声が「恐怖」でした。それくらい追い詰められていたのです。

4.きちんとしなきゃ!「完璧主義」の性格

赤ちゃんのお世話は、想像以上に大変でした。きっと、すべてが初めてで何が正解かわからなかったから、自分がやることに何一つ自信が持てなかったのです。さらに、私はもともと神経質なところやこだわりが強い部分があり、それが悪い方向に働いてしまったと思っています。

Ayaka
・おむつ替えは産院で教えてもらったとおりにきちんと!
・お風呂の入れ方も教えてもらった手順で間違いなく!
・泣いたらすぐ抱っこしなくちゃ!
・授乳がスムーズにいかない・・・おっぱいちゃん足りてる?
・衛生面が心配だから哺乳瓶はきちんと消毒しなきゃ!
・少し肌が赤くなってる!おむつかぶれ?病院行かなきゃ!

こんなことを毎日毎時間毎分考えて常に緊張状態。なおかつほとんど眠れずに産後2週間ほどが経過。産後の傷口はまだまだ痛むし悪露も出るし赤ちゃんの抱っこと授乳ばかりで肩こりや腰痛が相当つらい。こんな状態のため、育児を楽しむ余裕なんてまったくありませんでした。

5.産後1ヶ月は母乳とミルクで葛藤

私は入院している頃からおっぱいがあまり出ませんでした。周りのママ達がミルクではなくおっぱいだけで授乳しているのを横目でみてとても複雑な気持ちでした。

「すぐにでる人もいればでない人もいるから」と助産師さんに言われていたので、退院後も授乳のたびにおっぱいを吸わせてましたが、状況はあまり変わらない。おっぱいでの授乳は時間がかかるし体力も使うし食事にも気を遣わなければいけない。いっそのこと完全ミルクにしちゃおうかと考えては、赤ちゃんのためにはおっぱいのほうが良いんだろうなとずっと葛藤していました。それ自体、私にとっては大きなストレスだったと思います。

後に、完全ミルクにする決意を固めたのですが、それは別の記事にしています。

【体験談】完全ミルクで育てる5つのメリットと4つのデメリット

2018.06.20

私の産後うつの7つの症状

書き出して見ると、当時は本当に悲惨な状態だったと思います。私の産後うつの症状は以下の7つが主でした。

  1. とにかく眠れない
  2. 食欲が湧かない
  3. いつもイライラしている
  4. 突然涙が流れてくる
  5. 常時「逃げたい」と思う
  6. 子供を可愛いと思えない
  7. この先の未来に絶望しかない

1.とにかく眠れない

赤ちゃんが寝ているとき、ママも一緒になって休もうとはよく言われますが、ロボットみたいにそんな都合よくスッと眠れません。眠れる人はいると思いますが、私はそうではなかった。気が立ちっぱなしでいつも不安・緊張してるため眠気がこない。目をつぶってベッドに横になり気付くと2時間経っていて、そうすると赤ちゃんがお腹を空かせて泣き出します。

私の場合、隣に赤ちゃんがいる狭い空間にいる状態では永遠に眠れることはないだろうと悟りました。

2.食欲が湧かない

全く食欲が湧かなくて、母が用意してくれるご飯もいつも残してしまってました。お味噌汁だけ、フルーツだけ、ゼリーやヨーグルトなどのデザートばかり食べていました。そのため、産後1ヶ月以内に、産前の体重より落ちました。

眠れていない・いつも緊張状態だったので、食欲も出ないのは不思議ではないですね。

3.いつもイライラしている

里帰り中だったので、普段旦那さんと暮らしている生活とはまるで違います。朝の5時や6時頃からキッチンで料理をしたり食べたり喋ったり、そういう生活音が嫌でも耳に入ってきます。(旦那さんと二人だった時は朝ごはんはお互い食べない派でして)

ドアをバタンと締める音、新聞をめくるガサガサする音、父のくしゃみ、母の大きな声、姉の鼻歌、テレビの音、ペットの鳴き声。すべてにイライラしてました。こんなにイライラする自分がおかしいのではなく、周りがおかしいと思ってました。

今の自分なら、もう少し穏やかに過ごせたんじゃないかなと思います。

4.突然涙が流れてくる

みんなが寝静まった家の中で私だけ目がギンギンに冴えているので、どうしても無駄なことを考えてしまいます。

  • 今この状況から逃げてしまいたい・・・
  • 私が子供を持つなんて間違ってたのかな・・・
  • 1年前はあんなに自由だったのに・・・
  • 私だけ時が止まっている・・・
  • 社会的に存在意義がない・・・
  • 子供さえできなければ・・・
  • こんなふうに思う私は最低・・・

こんなことが頭に浮かんでは消え浮かんでは消え、気付いたら涙が流れていました。

週に1度、旦那さんが子供と私に会いに来てくれてましたが、旦那さんの顔をみた瞬間に涙が滝のように流れました。それから2〜3週間のあいだ、涙を流さない日はありませんでした。今思えば、心も身体もSOSを出していたんだと思います。

5.常時「逃げたい」と思う

無責任と思われても仕方ないからとにかく逃げたい、この部屋からこの状況から脱出したいとずーっと思ってました。

どうすれば逃げられるだろうか?私が病気になれば、、、事故にあって入院を余儀なくされれば、、、どうすれば病気になれるか、、、事故に巻き込まれるか、、、そんなことを本気で考えていました。

6.子供を可愛いと思えない

自分自身に余裕がなさすぎて、子供を可愛いと思えなかったのはとてもつらかった。生き方が矛盾してると自分で自分に言っているようで、現実は母になったのに心は母になれず、そんな自分を責めていました。

赤ちゃんの泣き声はもううんざり!怖い!1人になりたい!安心してぐっすりと眠りたい!

そう思えば思うほど自分を責めて、また同じことを考えて自分を責めて、、、悪循環もいいところでした。

7.この先の未来に絶望しかない

この先もずっと、眠れず休めず常に緊張して不安で笑えず自由に身動きがとれない日々が続くと考えたら、私の人生終わったんだと考えずにはいられませんでした。目の前に赤ちゃんがいるのに、赤ちゃんがいなかったころの過去を思い返しては涙を流し、現実をなかなか受け入れられませんでした。

産後うつの改善に役立った9つのこと

出産後から新生児期が終わるまで実家で地獄のような時間を過ごし、ようやく自宅へ戻れる日がきました。そうすると、本当に少しずつ少しずつですが前向きな考えや笑顔が戻り、症状は改善へ向かっていきました。

  1. 自宅へ戻った
  2. 子供の成長
  3. SNSをやめた
  4. 旦那さんに想いをぶちまけた
  5. 行政サービスを利用した
  6. 大人と会話する
  7. 陽の光を浴びる
  8. 眠れる環境を整える
  9. めちゃくちゃ読書をした

1.自宅へ戻った

里帰り中は、食事の用意や洗濯は母がしてくれてとてもありがたかったのですが、それが余計に私と赤ちゃんが四六時中べったり状態になる要因だったな、と後で思いました。

自分のことを自分でやる、旦那さんの食事を作る、家の掃除をする。育児以外のことをやることによって、気持ちが赤ちゃん以外に向く時間が増えました。土日は旦那さんも慣れないながらに授乳やおむつ替え、入浴を見よう見まねでやってくれたので「ふぅ〜」っと一息をつける時間もできました。

2.子供の成長

自宅に戻ってから自分の生活ペースを掴み始めると、自分の心にもゆとりが生まれてきました。今までは、「泣いてるから抱っこしなきゃ」と義務感があったのですが、純粋に「抱っこしたい」という気持ちが生まれました。

赤ちゃんがすこし笑ってくれた!新しい仕草をした!できなかったことができるようになった!と、小さな成長もすごく嬉しく思えるようになりました。

3.SNSをやめた

妊娠中からSNSは日常的に見てましたが、ネガティブな時やメンタルが良くない状態のとき、SNSは自分に良い影響を与えないことに気付きました。

友達が海外旅行をしていたり、話題のレストランに行っていたり、同僚が会社で表彰をされていたり。その1つ1つが当時の私にはやりたくてもできないこと。そういう他人の日常と自分の現実を比較して人を羨むということは、私にとってプラスにはならないと思ったので、思い切ってスマホ上からアプリを消しました。

SNSをやめてから、人の生活と自分の生活を比べることがなくなりました。自分は自分で、今しかない子供との時間や育休の期間をどうやって有意義にしようか、と前向きに考えられるようになりました。

4.旦那さんに想いをぶちまけた

出産後に、同じ親になったのになぜこんなに違う生活をしてるのかと旦那さんにイライラをぶつけたくなるときはたくさんありました。

私は妊娠7ヶ月ころから仕事を休み、出産してからは朝から晩まで子供につきっきりで睡眠も十分にとれず自分の時間なんて皆無。でも、旦那さんは子供が産まれてもこれまでのように十分に睡眠をとり、仕事にいき、自分の仕事を評価してもらえて、昇格したり合宿や会食に行っている。今までと同じように。旦那さんにとっては、その日常の中で大変なことも苦痛なこともたくさんあると思います。同じ会社で働いていたから概ね理解できます。

だけど、子供が産まれた今、どうしてこんなに生き方が違うの?同じ親なのに?私だけがすべて変わって、変わった生活に適応しなければいけなくて、身体も心もボロボロなのに、なぜあなたはNOダメージなの?って愚痴の1つや2つ(実際はもっと)言いたくなります、正直。

溜め込んでると、夫婦仲も悪くなる一方だし何も解決には至らない。なので、言いたいことを言ったり、話し合いをするよう心がけました。ほとんど私からの不満ですが、、、それを積み重ねることでだんだんとお互いに納得感のある生活が出来上がってくるので、夫婦間のコミュニケーションは大切だと実感しました。

5.行政サービスを利用した

子供が生後10ヶ月を過ぎた今でも、我が家は保活中です。途中入園はほぼ期待できないため次の4月までは入園できないでしょう(と思っている)。保育園に預けられないと、意識して時間をとらなければ24時間365日子供と一緒になります。「母」だけではなく「自分」や「妻」の時間もほしい。

一時保育の存在は知っていましたが最初はなぜか抵抗がありました。ただ、そういうサービスを使わない限り自分に余裕は生まれないし、ストレスを溜め込んで子供に当たってしまい兼ねないと、思い切って一度利用してみました。

預けてみると子供も意外と楽しく遊べたみたいだし、何ら問題はなかったんです。預けている間の数時間、一人レストランでランチをしたりプラプラと買い物をしました。今まで普通にできていたことだけど、今ではとても貴重な時間に感じました。そういう”非日常”の時間を過ごすだけで気持ちが明るくなって、子供に会いたくてたまらなくなりました。

一時保育への抵抗感は「いいのかな・・・」という”遠慮”や”罪悪感”で自らを縛り付けていただけだったな、と気付きました。今では、隔週に1回ほどのペースで一時保育を使って意識をして自分の時間を確保しています。

6.大人と会話する

旦那さんは平日月曜〜金曜までお仕事。朝9時頃に家をでて夜21〜22時まで帰ってこないので、平日はほぼワンオペ育児です。

朝から夜まで家で生後3〜4ヶ月の赤ちゃんと2人きりでは会話はできないし、話しかけても当然ながら返事ないしリアクションもなし。そんな風にして平日5日間を過ごしていると、自分の想いや考えを吐き出すタイミングがないんです。育児をしながらいろんなことを思ったり考えたりしますが、どれも自分の中に浮かんでは消えていくので、何一つ消化できない。それが知らずしらずのうちにストレスとなって蓄積されていくんですね。

誰かに話すだけ・聞いてもらえるだけでもモヤモヤがスッと軽くなることは誰にでも経験があると思います。そういう時間も意識して作ることが大事でした。

帰宅した旦那さんとどんな1日を過ごしたか話したり、週末は友人と会って近況報告をしたり。そして、たまには愚痴も吐き出したほうが良い。口を開けば愚痴ばかり、という人にはなりたくないですが、溜め込みすぎるのも身体に毒。なんでも打ち明けられる友人や旦那さんには自分の想いを吐き出して、自分の中のモヤモヤを溜め込まないように意識するようにしました。

7.陽の光を浴びる

小さな赤ちゃんを連れて外出をするのは、荷物が重いし授乳室のことを気にかけたりなにかと大変ですが、ずっと家にいるのもあまり健康的ではありません。

外に出て、太陽の光を浴びるとパーッと気持ちが明るくなるから自然ってすごいなといつも思うんですが、科学的にも陽の光を浴びることで人は幸せを感じることが証明されています。それは、陽の光を浴びることで幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が分泌されるため。うつ病の予防・治療に効果があるようです。それだけではなく、体内時計を整えたり暴飲暴食を抑えたりすることも期待できるとのこと。

気分が落ち込みがちだと思ったらあえて外に出て、公園に行って自然を眺めたり、歩いたことのない道を散歩したりするだけで予想以上にリフレッシュできます。1日に15分〜20分だけでも外の空気を吸うことを意識してから自然と気持ちも前向きになっていきました。

8.眠れる環境を整える

産後うつを発症した要因はさまざまあると思いますが、最大の要因は睡眠不足だと思います。でも育児に睡眠不足はつきものです。避けては通れない人がほとんどですよね。

里帰り中はもちろん、自宅に戻ってからも基本的に私が赤ちゃんと2人で寝ていました。旦那さんは仕事があるのでちゃんと寝てほしいと私も思っていたし、私は眠れてなくても家にいるからという謎の負い目を勝手に感じていたので、遠慮していました。なので、夜眠れなくても昼間に仮眠するなどして、なんとか生後6ヶ月ころまで過ごしていました。

臨月のころからきちんと眠れた記憶がないので、約7〜8ヶ月間は朝から夜まで熟睡する日が一日もなかったんですね。これでは、心や身体に支障をきたしてもおかしくはない。

家にいるからって休んでるわけじゃないし、育児や家事・掃除・料理だって立派な仕事だと今では心から思います。負い目を感じて遠慮したり、寝たいのに我慢するとイライラして結局家族にも良い影響を与えません。

私は眠る時に神経質なところがあるので、どこでもどんな環境でもすっと眠ることができる旦那さんに、平日も子供と一緒に寝てもらうようにお願いしました。得意不得意を補い合える夫婦関係を心がけたいです。

9.めちゃくちゃ読書をした

産後うつになってから自分を責めたりネガティブ思考から抜け出せず毎日がとても辛かったです。特に自分のことを嫌いになったことが苦しかった。だからこそ、自分に自信を持ち、気持ちを立て直したかった。そのためにたくさん読書をしました。

当時の自分を再起させてくれそうな本は片っ端から読みました。楽観的な思考法や、自分に自信をつける方法、生きることの意味を見つめ直す本など、呼んだ本は約40冊以上にはなります。

特に救われた本はこちら。

自分の思考に支配されているとき、自分ではどうしようもできないことが多い。そういうときは、先人の苦悩の末にたどり着いた思考やノウハウを低価格で享受できる本ほど頼れるものはないと思います。読んでいる間は集中するので、ネガティブなことに思考をもっていかれないという点でもおすすめです。

あなたは悪くない!まずは自分で自分を認めてあげよう

ここまで、私自身の実体験である産後うつになった話をご紹介してきました。1日1日を積み重ねて約1年、やっと今、当時のことを振り返れるようになりました。

自分が産後うつになっている時、同じ考えが堂々巡りをして悪循環から抜け出せずとてもつらかった。この記事がそういう方にとって、共感したり少しでも救われるような記事になれば幸いです。以下、産後うつを経験した私が気付いたこと、学び得たことを記します。産後の自分に言ってほしかった言葉です。下記を読んで少しでも気持ちが軽くなったり、一歩踏み出すきっかけになれば嬉しく思います。

妊娠・出産・育児。疲れて当たり前。

初めての妊娠。嬉しいのはもちろんだけど、同じくらい不安だし辛いこともたくさんあります。毎月変わっていく自分の身体と、お腹で成長する赤ちゃんを気にかけて生活するのは、見た目以上に大変。出産もいざ立ち向かうとなったらどんどん怖くなって、恐怖や不安と闘いながら出産までの日を過ごしました。ついに来た陣痛はとてつもなく長いうえに激痛。。。最後の力を振り絞って産まれてきてくれた赤ちゃんに会ってやっと安堵するけど、息つく間もなく育児がスタート。

右も左もわからないまま「母」になり、周りからはすぐに「母」として扱われる。母として必要なスキルはゼロなのに、突然母としてのスキルを求められる。そんなの疲れて当たり前。母にもいろんな境遇の人がいると思うけど、妊娠・出産を経て母となったならばどれだけ強いひとでも疲れるはず。疲れて休みたいと思って当然です。

全部自分でやろうとせず、頼れるものにはとことん頼っていい。むしろ、頼ったほうが良い。育児に休みはありません。これから先もずっと続くもの。最初からスタートダッシュを切っても赤ちゃんの成長スピードに変わりはない。だったら、母もゆっくりと構えて、人やサービスに頼りながら、赤ちゃんだけじゃなく自分も大事にしましょう。

頑張って「母」にならなくて良い。自然となれる。

出産をしたらその日から母になる。それは紛れもない事実。だけど、出産したからといってすぐ自分が思い描く「母」にはなれない。だって、その日までは母として生きたことなんてなかったのだから。

出産したその日が母親業のスタート。生後0日の赤ちゃんと同じように、母として0日目。1日目、2日目、3日目と1つ1つを経験していくことによってだんだんと「母」になれる。赤ちゃんがちゃんと母にしてくれます。

これから嫌でも何百回も授乳して、何百回もおむつを替えて、何百回も離乳食を作り、何百回も寝かしつけをする。それを繰り返すうちに気付いたら全部ちゃんとできるようになる。だから最初からがんばる必要なんてないのです。

「人間を育てる」ってすごい大きな仕事。

今まで仕事をしてきた女性にとって産休・育休はつかの間の休暇ではあるけれど、早く仕事に復帰したいと思う人も多いはず。仕事は自分の得意なスキルや経験を活かし、チームや会社に貢献する。その行いの対価として給与を貰える。それに反して子育ては、自分の得意不得意に関係なく子供に関するあらゆるお世話を休みなくする。しかもそれに対する評価もなければ給与もない。

でも、考えてみてください。人間を育てるってすごくないですか?この世界に1人の人間を生み出し、さらに日本に貢献するであろう人間を育てるってものすごく国に対して貢献してません?と思うんです。

そもそも会社も人がいなければ成立しません。その根源となる「人」を大事に大事に育ててるんです。世界中にいるママやパパが人を育てることによって歴史が作られていく。大げさではなく、事実そうなのです。子育ては人間の営みとして最も本質的で尊い行いだと思います。

そう思ってから、仕事への強い執着やこだわりが良い意味で緩和され、日々子供と向き合う時間が愛おしく感じられるようになりました。毎日毎日、1つ1つを覚え学び成長する子供の姿は、ママやパパもたくさんの刺激と幸福感をもらい、人として成長させてもらってます。

産後うつになった経験はこれからの人生にプラスになる

今回、産後うつになって学んだことがたくさんあります。それらは、今後の人生において必ずプラスになると思うし、むしろこの経験をしたからこそ生きやすい自分になれたと思っています。

具体的に何を学び得たのか、というと

  • 自分の限界がわかるようになった
  • 自分だけでなくうまく人の力を借りられるようになった
  • 自分に合ったストレス発散法を見いだせた
  • 自分に向き合い自分を深く知れた
  • 自己肯定感が生まれた
  • どん底を超え新たな目標や理想・夢を持てた

そして何よりも、心から笑うことができるようになった。小さな幸せを幸せと感じられるようになった。本当に今では、産後うつを経験できてよかったと思えるようになりました。産後うつの真っ只中にいるとなかなかそう思えないのは仕方ないです。だけど、少しでも前を向いたり自分を立て直すことを少しずつ積み重ねていくと、いつか山頂まで登りきったかのような清々しさを感じるときがきます。

とっても苦しい、辛い、毎日朝が来なければ良いのに、眠ったらそのまま目覚めたくない。今、そう思っている人たくさんいると思います。でも、永遠にその状態なわけがありません。少しでも行動を起こしていれば未来は確実に明るい。ほんの少しの希望でも良いので、諦めずに自分の素直な心に従って生きてみてください。

応援しています。